就職、帰郷…一度役者を辞めた男はそれでも役者の道へ舞い戻る。役者とモデルを両立する乃芙斗の秘密とは?【亜劇の会いたい人 7人目】

「亜劇の会いたい人」7人目は乃芙斗さん。 亜劇には「嘘王」「惨憺姫」「幸福な脱落者」と立て続けに主演。その個性的な演技は話題となりました。そんな乃芙斗さんとは一体どういう役者なのでしょうか。

乃芙斗(のぶと)
1982年12月20日生まれ
ダブルフォックス所属


役者を目指したきっかけを教えてください。

一番古い記憶は、小学校の時に一言だったけどお遊戯会で演技して褒められたことですかね。 

それがとても嬉しかったんです。ちょうどその頃、有名な芸人さんがなくなったという一面ニュースをみて、自分もこういう大きくニュースになる人間になりたいと思ったのかもしれません。 

けど、目立ちたがり屋の引っ込み思案だからか、それから就職するまで特に役者に関して触れることは無かったのですが……就職した仕事がつまらなくなってて。 

それで幼い頃を思い出して、仕事を辞めて二十歳で上京してこの仕事をはじめました。


役者としての一つの目標を教えてください。

一番は、親に生で僕の演技を観てほしいですね。舞台です。舞台が好きなので。 

というのも、親があまりそういう(役者)のにあまり興味がなくて。これまで一度も観てもらったことがないんです。 もしかしたら、親は僕の役者業をよく思っていないかもしれないですね。

 けど、「主役をやるなら呼べ」と言っていたので、そこを目指したいと思っています。 

それと、地元に帰ってやりたい気持ちもあります。友達とかに自分はこういう活動をしていると知ってもらえるので。


モデル活動もされていますよね。

始めたきっかけは、もともとやってみたいという気持ちはあったからですかね。 身長が無いので諦めてたんですが、友達が誘ってくれて。 モデルの仕事には、役者と違う難しさ、楽しさがあります。

需要があるかぎりは、表現の一つとしてモデル業も続けていきたいですね。


役作りの方法を教えてください。

一番はじめに台本をもらって、最初に浮かぶ役のイメージを全部消します。そして違う視点からやってみる。 それを繰り返して、繰り返して。一番しっくり来るキャラクター像を作ります。 そうやってから稽古をして相手の人と合わせたり、演出家の話を聞いて修正していきます。


好きな劇場と思い出を教えてください。

中野の「ザ・ポケット」ですね。 一度役者をやめて地元に帰ったことがあったんですが、大好きな演出家から何度も連絡が来て。 最初は断っていたんですが、「連れ戻しに行く」って言ってくれるくらい自分を思ってくれていたんです。 残念ながらその時はお断りしたんですが、その演出家さんの次の作品に出してもらいました。 それがザ・ポケットでの公演だったので、思い出深いです。


一度役者をやめた理由を教えていただけますか?

その当時、(自分の演技が)どう見えるか?とうやりかたで演技をしていて……するとどんどんと楽しくなくなってきたんです。その気持ちでやるのは失礼だなと思い、やめようと思いました。 

それで実家に戻ったんですけど、毎日「このままじゃだめ」とは思い続けていて。 そしたら、先程の話の演出家の人から戻ってこいと言われ続けたりして。それで、また東京には出てきました。

 戻ってからも二年くらい役者はしてなかったんですが、あるコメディの舞台に誘われて、出演しました。 それで久しぶりに出演したら演技が楽しくなっていて。笑いがあったからかもしれません。

お客さんが笑ってくれたのが大きいのかも。 やめたときは、自分しか見えていなかったんですが、その時に初めてお客さんが見えて、楽しいと感じました。 笑わせるのが好きというよりも、自分が全体の中の一つになれているという感覚を感じれたからだと思います。


劇場入りしてからどうやってモチベーションや集中力を保っていますか? 

朝のコンディションで聞く音楽を変えて劇場入りして、誰よりも早く入ってストレッチして体を起こします。 役によって音楽を変えたり。あと、基本はフザケたりしてリラックスしていますね。笑


影響を受けたものや人物を教えてください。 

なんにでも影響を受けちゃいますね。一喜一憂して左右されることが多いです。 

芝居に関してとなると、昔いた事務所で仲いい先輩がいて、その人の影響は大きいと思います。

 今は役者をやめて大人向けの絵本を作っている人なんですがもう十年以上の知り合いで、東京のお兄さんみたいな人。 今は年一回くらいしか飲みに行けないけど、毎回人としてのアドバイスをくれます。


今後やりたい仕事、役柄etcはありますか?

 泥臭い作品をやりたいです。生命を燃やしているというか。戦争ものとかですかね。

 死にたくないけど、国のために死なないといけない。人間のすべてをさらけ出すような。 

あと里見八犬伝はやりたいです。子供の頃に観たインパクトが今でも忘れられなくて。


他の役者には絶対に負けない、自分だけの「強み」はありますか?

目。眼力。だいたい人に印象を言われるのが眼力で、そうなのかなって思います。笑


知り合いの役者でおすすめの人と理由を教えてください。

ヲサダコージさん。 そんなに歳が変わらなくて、共演した時に親子の役を演じたんですが、空気感というか間の使い方がうまい。 そういうタイプの人かと思ったら、全て計算されていて。

ストレートでもコメディでも綿密に計算して舞台に上がっている役者です。 

よく飲みに連れて行ってくれたり。自分に持ってないものを持っているのが大きいですね。

未だにガラケーで役者一筋って人です。笑


趣味はありますか? 

バイク乗ってでかけたり、神社巡りしたりします。 バイクはドラッグスターです。

バイク自体はもう15年以上乗っていますね。 今年はできれば大型が取りたいですね、ハーレーに乗りたいです笑


知り合いの役者さんやお客さんから見た乃芙斗とは。?

舞台から降りてこなければいいのにとは言われます。舞台上とギャップが大きいらしく。笑

普段フニャフニャしてるんで。笑 仲の良い演出家さんには自由だよねって言われます。

好きにやらせてもらったほうが、いい演技ができるらしく。


普段役者として行っている鍛錬的なものはありますか? 

よく人を見るですかね。ありきたりですけど人間観察。 その人の裏を考えるようにしてます。

この人はなぜこういう行動をするのだろうかとか。 それを役の引き出しに入れておきますね。


今後の活動予定を教えて下さい。

「かわさきCollection 2nd」

8月14日(水) @CLUBCITTA' 川崎

※モデルとして出演



シリアスな役柄から、笑いを誘う役まで幅広く演じる乃芙斗さん。 

 今後の活躍が楽しみですね!

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劇団亜劇公式

「亜種」である「演劇」、それが「亜劇」。 僕が演劇を始めたのは30歳の時です。それまでずっとコマーシャルの世界で生きてきました。 言ってしまえばアウェーからの参入。 外からの人間だからこそ、演劇を全く違う視点から作れるのではないか? そう思い演劇界にも参入しました。 正当な演劇とは一味違う、「亜種」の演劇をお楽しみください。 代表 石田徹弥

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