普通の女子中学生があるきっかけで役者の道へ。新進気鋭の女優、國井さえの秘密とは…? 【亜劇の会いたい人 2人目】

「亜劇の会いたい人」、2人目は 國井さえ さん。

亜劇旗揚げ公演「この、素晴らしき世界にて」、第2回公演「シャングリラ」と立て続けに出演してくれた期待の女優さんです。


【プロフィール】
國井さえ(くにい さえ)
1997年8月21日生まれ。東京都出身。現在フリー。


ー役者を目指したきっかけを教えてください。 

あるお芝居を観たのがきかっけです。

中学2年生の時、ある大学の文化祭に行くか、別の大学でやってるサークルのお芝居を観るか友達と話してて。それで、文化祭は来年でも行けるって思ったので、お芝居を観に行きました。 当時、お芝居には全く興味がなかったのに。

そのお芝居は、客席数が50人ほどの小さなアトリエでの公演でした。初めての観劇だったので、わけもわからず最前列に座ったんです。そうしたら目の前でお芝居をするわけなので、汗とかつばとか飛んできて。それで目の前の役者さんの心臓が動いているし生きてるってことに感動して、私も誰かの目の前で生きたいなって思ったのがきっかけです。

 今思えば、文化祭の方へ行っていれば、今頃演劇やってなかったかもしれません。 

ちなみにそのお芝居は早稲田の劇研。つい最近活動休止をしてしまった、「犬と串」という団体の「宇宙Remix」という演目でした。


ー役作りの方法を教えて頂けますか?

ずっと前にある俳優さんに教えてもらった方法なんですが、「その役にとっての宝物を見つける」ことです。 すこし自分の解釈になってる部分があると思うんですが、その役が何を大切にしているか、それをどこでみつけたかを考えることで、そのキャラクターが見えてくる、その宝物をきっかけに、周りが見えてくるなって。

 ※亜劇の旗揚げ公演「この、素晴らしき世界にて」ではビー玉を持っていた。

 あとは役のことを考えながら、写真を撮ったり宝物を見つけたりします。


ーこれまで役者をしてきて衝撃だったことはありますか?

まだ役者はしていない高校生の時に参加したワークショップのときのことですが…よく演劇で遊ぶようなワークショップに参加していました。

舘そらみさんという方のワークショップに参加した時です。 みんなで大縄を跳ぼうというワークでした。だけど大縄はなくて、見えない大縄を跳ぼうとなって。 そうしたら、大縄はないのに、あるんです!笑 

入るタイミングを伺ったり、入ろうとして入れなかったり、それが本当に起きるんです。縄はないのに。 引っかかるという感覚もあったし。

信じれば存在するということを実感した日でした。 その時の感覚は今でも覚えています。

とにかく衝撃的でした。


ー初舞台のときの思い出はありますか?

初舞台は王子小劇場でのサマースクールです。 

初対面の中高生が集まって、三日間稽古して三日間本番するって内容で。お客さんももちろん入ります。 タイトルは「小劇場!中高生!大往生!」。 

楽しかったし、その頃の仲間とは今でも仲がいいです。 私がとても大事にしてきる「地球楽しい!」という言葉もそこで生まれました!笑 「地球楽しいの?」と聞かれたので、「地球楽しい!」と答えたんです。 

あと、参加者がみんな未成年だからお酒が飲めないので、顔合わせの乾杯がマックシェイクでした。それがすごい楽しかったです。


ー好きな劇場と、その場所の思い出はありますか?

王子小劇場ですね。

サマースクールもやったし。初めて演劇が好きだと思ったのも王子小劇場。演劇を楽しいと思わせてくれた場所なので好きです。 

小ネタですが、王子小劇場は近くに美味しいパン屋さんがあります。明治堂というパン屋さん。 出演するときはよく買いに行きました。全部美味しいけど、焼きたてのカレーパンがとにかく美味しかったです。 

それとおでんパン! 中におでんが入ってるの。


ー劇場入りしてからどうやってモチベーションや集中力を保ってますか?

劇場の周りの美味しいごはん屋さんを食べて回ります! この間上野小劇場でやったときは、アメ横が近かったので、お昼に親子丼屋さんに行ったり、ラーメン屋さんに行ったり。

食べるの好きだから、劇場入りしたらなにかずっと食べてます。笑


ー影響を受けたものはありますか?

ブルーハーツですね。

中学二年生の時にちょこっとだけ学校へ行きたくないって時期があって。その時期にブルーハーツを聴いてたんです。 もともと父と母が好きで、家にMDがあったので。 それで聴いてみたらハマりました。つらい時期に出会えたのが演劇とブルーハーツでした。 

一番好きなのは曲は「人にやさしく」。がんばれ!って言ってくれるから。


ー 人に言ってない、意外な秘密はありますか?

実はまだ乳歯があります。

八重歯がまだ乳歯。こないだ歯医者に行ったら「一生このままってわけにはいかないよ」と言われたけど、私は不測の事態に陥るまではこのままでいきます。


ー今後やりたい仕事、役柄はありますか?

家族がいる役ですかね。家族と触れ合う役がしたい。関係性がある役。 疑似体験をできるのが演劇の醍醐味だと思うから……家族いるけど。笑 

小さい頃からお姉ちゃんがほしいと思ったりしていて。家族という、血がつながった絆というのが不思議で。それを役として他人とどう築いていくかに興味があります。 

あとは、まだちょっと制服を着た役がやりたいです。笑。


ー他の役者には絶対に負けない、自分だけの「強み」はありますか?

いつでも「地球楽しい!」と思える強さです。

役のことを考えるのは苦しいけど、その時間をとても楽しめていると思います。 最近なぜ役者をしているのかと考えたんですが、役のことを考えるのは苦しいし、もどかしいし、イライラするけど、そのモヤモヤとかしている期間のモヤモヤがとても好きなんです。 役者をやる苦しみを楽しみに変換できている。

とにかく「地球楽しい!」という言葉を信じられていることですね。


ー知り合いの役者でおすすめの人はいますか?

土橋美月さん。

サマースクールで一緒になった子です。高校生の時に「くらげオリジナル、」というユニットを一緒にやっていました。 仲いいですよ! 親友! その子も私も明るい。エネルギーが明るいから、似てる部分があるのかなって思うけど、彼女ができる役は私には難しいしその逆も。

羨ましいことも憧れることもあるけど、同い年で演劇が好きで高校生のときは苦労して一緒に公演をうって、そういう時間を過ごしてきた人だから、共演はほとんどしたことがないけど、刺激をもらってるし、高めてくれる存在だなって思ってます。いいライバルだと勝手に思ってます。 

本音としては大学生のうちに、もう一回一緒にやりたい。

ちなみに、その子は八重歯がチャームポイント、私は八重歯が乳歯。笑


ー今後の活動の告知はありますか?

劇団亜劇第三回公演「嘘王」

9月12日〜16日 新宿シアターブラッツにて上演予定。


國井さえさんありがとうございました!
國井さんへのお仕事依頼等は sasorae@gmail.com へ、近況はこちらを御覧ください!


亜劇

演劇ユニット「亜劇」です。 劇団 亜劇とは 我々はいうなれば亜種。 映像作家である石田徹弥とCMプロデューサーの浅田義啓による演劇ユニット。 映像業界で培った経験を元に、一味違う演劇を作り上げる。 「亜種」である「演劇」、それが「亜劇」。 第一回公演 「この、素晴らしき世界にて」 (原作: マクシム・ゴーリキイ「どん底」) @SPACE 雑遊

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